
株式会社藤田屋は、2025年に東京で開催された中小企業庁主催のピッチイベント「第5回アトツギ甲子園」関東ブロック地方予選大会に出場しました。この大会では、中小企業の後継者(アトツギ)が既存の経営資源を活用した新規事業アイデアを競います。同社のプレゼンテーションテーマは、傘の大量廃棄という社会問題の解決を目指した「“新たなアンブレラスカイ”で描く傘の可能性と未来」でした。惜しくも本戦への出場は逃しましたが、その展望は多くの人々の心を動かしました。
日本では年間8,000万本もの傘が廃棄されており、“世界一の傘廃棄国”と呼ばれることもあるそうです。その背景にある「使い捨て文化」を変えようと事業展開する同社の取り組みについて伺いました。
藤田大悟
静岡県静岡市で育ち、横浜国立大学への入学を機に地元を離れる。大学では経営学を専攻し、卒業後は愛知県の大手自動車系サプライヤーに就職。新規事業の構想や実行計画の策定などを担当する。
藤田屋には2024年10月に入社。前職での経験を活かし、家業の経営資源を活用した新事業の立ち上げに挑戦している。