健やかな暮らしを支えるインフラとして、SDGsと深いかかわりのある介護福祉業界。しかしながら、サービス料の多くが介護保険制度により固定化されるため、サービスの付加価値を高めたくても難しい側面もあります。
そんな中、静岡県浜松市を拠点に、認知症高齢者向けグループホームや障がい児向け放課後等デイサービスなどを展開するウェル恵明会株式会社では、人の尊厳を大切にする介護・福祉を実施してきました。
職員のウェルビーイングを確保しながら、経営理念にもとづいたSDGsの取り組みを推進。その結果、従業員満足度の向上やサービスの質の向上などさまざまな効果が表れているとのこと。介護福祉業界におけるSDGsについて、同社の専務取締役、鈴井慎太郎さんにお話を聞きました。
鈴井 慎太郎
1988年、静岡県静岡市生まれ。小学1年生時に浜松市へ転居。高校を卒業後、中国の国家重点国立大学 北京語言大学経済貿易学部に入学。卒業・帰国後にウェル恵明会株式会社へ入社。現在は同社専務取締役として、ウェルビーイングの追求と時代に即した地域福祉の創造を目指す。