目標7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに ターゲット1
電気料金は国によって異なるものの、先進国ではほとんどの国民が日常的に電気を使用することができています。
一方で、未電化地域が残っているアフリカ諸国では電化率が一桁台の国があるなど、改善すべき課題となっています。
世界のエネルギー問題は深刻化しており、世界中で30億もの人が電気を利用できていないと言われています。つまり、およそ5人に1人が電気を使わずに暮らしているのです。
電気がなければ明かりをともすことはもちろん、機械を動かすこともできません。
電気の代わりに薪や石炭を使用している人が全世界に約30億人おり、中には動物の糞を調理に使用しているケースもあります。
現代的エネルギーサービスとは、清潔で持続可能なエネルギー源から供給される電気や燃料を指します。
これには、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、天然ガス、原子力などが含まれます。
上記の中でも太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、天然ガスは自然エネルギーに分類され、環境に優しく、またエネルギー安全保障にも寄与できる再生可能エネルギーとして注目されているのです。
普遍的アクセスを確保するには、以下のような具体例が考えられます。
ミニグリッドは、独立したエネルギーシステムであり、発電所、バッテリー、配電網などが含まれます。
これは、電気網に接続されていない地域での電力供給に有効です。
再生可能エネルギーは、地球にやさしいエネルギー源であり、持続可能なエネルギーの供給に有効です。
太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入により、世界中で清潔なエネルギーの供給が増えています。
エネルギー効率を改善することは、エネルギー消費を減らし、エネルギーの供給を効率化することにつながります。
これらの取り組みを行うことによって、世界各国でエネルギーサービスにアクセスできるよう改善していく目的があります。
次回の記事では、ターゲット2について解説していきます。