目標6 安全な水とトイレを世界中に
世界中では人口の40%を超える人たちが水不足で苦しんでいます。
具体的には以下のような人たちが影響を受けています。
・糞便で汚染された飲料水を使用する人の数 約18億人
・トイレや公衆便所など、基本的な衛生施設を利用できない人の数 24億人以上
・排水処理されずに流されている汚染水 80%
・下痢性疾患で死亡する子どもの数 1日800人以上
・不衛生な水が原因による疾患で死亡する子どもの数 年間180万人
安全な水が確保されていない国や地域では、衛生面から生命の危機に関わる課題を抱えているのです。
目標6では1〜6とa~bの8のターゲットで「安全な水とトイレを世界中に」の実現を目指していきます。
6.1 2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する。
6.2 2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女児、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。
6.3 2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。
6.4 2030年までに、全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
6.5 2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。