SDGsとは

目標14 海の豊かさを守ろう ターゲット1

目標14 海の豊かさを守ろう ターゲット1

目標14.持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

近年、環境問題の中でも、特に問題視されているものが海洋汚染です。

地球は約3/4を海で覆われているため、人々は昔から海を食料の供給源や交通・輸送路などとして利用してきました。

その人々にとってなくてはならない海が汚染されており、解決すべき重要な問題となっているのです。

ターゲット1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

海洋汚染とごみの不法投棄

海洋汚染の原因は主に人間活動によるごみや排水で街から流れたものが海洋ごみの8割を占めるとも言われています。

また、陸上活動以外でも船やタンカーなどから漏れた油も海を汚します。

具体例として、湾岸戦争中の1991年1月、クウェート沖の原油積み出し施設から原油が流出し、約4万5千リットルの原油が海に流出したことで海洋汚染に繋がっています。

海洋汚染はただ海が汚れるだけにとどまらず、海洋生物が生存できなくなる場合や海洋汚染の影響を受けた海産物が人間の身体に入るなどの様々な影響を及ぼす可能性があるのです。

 

世界中の海に排出されているプラスチックごみ

世界では毎年800万トン以上のプラスチックごみが海に流れ込んでいます。

国連によると2050年にはプラスチックごみの量が魚の量より多くなると予測されています。

一見、綺麗な海にもプラスチックごみは存在します。

プラスチックは紫外線や海流などにより肉眼では見えないくらいまでに小さくなり、「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かい破片になります。

このマイクロプラスチックはプランクトンや魚に食べられ体内に蓄積されます。

その魚を人間が食べてしまうことでマイクロプラスチックを体内に入れてしまうことになるため、人間にも被害が出る可能性があるのです。

 

次回の記事では、ターゲット2について解説していきます。

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