SDGsとは

目標13 気候変動に具体的な対策を ターゲット1

目標13 気候変動に具体的な対策を ターゲット1

目標13.気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

地球温暖化を含む様々な気候変動や自然災害が起きている中、持続可能な社会を構築するためには対応可能な強靭性を持つことが必要不可欠です。

気候変動は人々の生活に関わるあらゆる面に重大な影響を引き起こす可能性があるため、将来のリスクを軽減するための具体的な対策が求められています。

ターゲット1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。

気候関連災害の現状と影響

気候変動は、地球全体に深刻な影響を及ぼしています。

具体的に異常気象の頻発や海面上昇、干ばつなどの気候関連災害が増加し、多くの地域で人々の生活が脅かされています。

これらの災害は、農業生産の減少、インフラの破壊、飲料水の不足など、多岐にわたる問題を引き起こします。

例えば、2019年のモザンビークでは、サイクロン・イダイにより洪水と強風が広範囲にわたり、数千人が避難を余儀なくされました。

また、気候変動による海面上昇は、太平洋の島嶼国の多くで住居や農地の消失を招くなど、国際社会全体での緊急対応が求められています。

 

強靭性(レジリエンス)と適応能力の強化

気候変動に対するレジリエンスを高めることは、被害を最小限に抑えるために重要です。

レジリエンスとは、災害に対する耐久力と迅速な回復力を指し、社会、経済、環境の各側面での適応が求められます。

具体的には、インフラの強化や防災計画の策定、コミュニティの教育と訓練が挙げられます。

例えば、日本では地震や津波に備えるため、防災訓練が定期的に行われ、地域住民が迅速に避難できる体制が整えられています。

また、バングラデシュでは、洪水対策として、洪水警報システムの導入や住宅の高床化が進められています。

これにより、住民は洪水の際に迅速に避難できるようになり、被害を軽減しています。

このような取り組みにより、気候変動に対応できる強靭性と適応能力を強化していく必要があるのです。

 

次回の記事では、ターゲット2について解説していきます。

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